⚫️ 「誰かの笑顔」が僕の原動機になった。不器用な私が副業カメラマンを始めた理由
本業で泥臭く「量」を追いかける日々を過ごしていた頃、社会人になって初めてもらったボーナスで、私は小さな、けれど自分にとっては本当に大きな買い物をしました。
一眼レフカメラの初心者レンズキット。マジでドキドキしました。
自分にとっては決して安い金額ではなく、手にするの時は少しの緊張と高揚感で震えたことを覚えています。
ですが、「高校サッカーの試合の写真を撮影し、選手や保護者に喜んでもらいたい」という一心で決断しました。
最初は、ただの趣味でした。高校時代にサッカーをやっていたこともあり、社会人になってからも高校サッカーの試合会場へ足を運んでは、試合結果や速報をSNSに投稿していました。
「ここに写真を添えたら、もっと選手や保護者の人が喜んでくれるんじゃないか」
そんな軽い気持ちで始めたカメラが、やがて私の人生や「はたらく価値観」を大きく変えるきっかけになったのです。
⚫️ 初心者機材の壁をカバーしたのは「経験」と「1試合1000枚」の量
カメラを手にしたものの、買ったのは初心者向けのセットです。プロが持っているような高級なレンズでもなければ、1秒間に何十枚も撮れるような高性能なカメラでもありません。
一瞬の激しい動きを切り取るスポーツ写真において、機材の性能不足は明らかなハンデでした。
ですが、私には「自分自身がサッカーをやっていた」という強みがありました。 試合の流れや「次にどこへボールが来るか」「選手がどんな動きをするか」の予測が自然とできたのです。
そして、足りないカメラの性能は「圧倒的な量」でカバーしました。
1試合で撮る枚数は、1000枚以上。
連写性能が低いカメラでも、とにかく泥臭くシャッターを切り続け、その膨大な写真の中から「最高の奇跡の1枚」を掘り起こす。
本業で学んだ「量で殴る」というマインドが、無意識のうちに趣味のカメラでも発動していました。ですが、誰かを想って撮る作業は、まったく苦にならなかったのです。
⚫️ 転機:「写真、使っていいですか?」の一言
撮った写真をSNSにアップしていくうちに、少しずつ変化が起き始めました。
友人やその兄弟、そして試合に出ていた選手や保護者の方々から、「写真を撮ってくれてありがとう!」「めちゃくちゃ嬉しい!」と直接感謝の言葉をもらえるようになったのです。
さらに嬉しかったのは、のちにプロサッカー選手となる選手から「この写真、自分のSNSで使ってもいいですか?」と連絡が来たことでした。
あの時の高揚感と嬉しさは、今でも忘れられません。
当時の私は、工場勤めで製品を作る仕事をしていました。 モノづくりの仕事も誇りを持ってやっていましたが、どうしても「作ったものを実際に使うエンドユーザーの顔」が見えづらい環境にありました。
そんな私にとって、自分が作ったもの(写真)が直接相手に届き、目の前で「ありがとう」と喜んでもらえる体験は、胸が震えるほどの衝撃だったのです。
「自分の行動で、こんなにもダイレクトに人を笑顔にできるんだ」
良くも悪くもダイレクトに感想をもらえるこの作業に、私は深い「やりがい」を感じました。これが、副業としてカメラマンをやろうと心に決めた瞬間でした。
⚫️ 「目の前の人を喜ばせる」ことに全力を注ぎたい
お金を稼ぐことだけが副業の目的ではありません。 「自分のスキルや熱量を使って、誰かの思い出を形にし、直接喜んでもらうこと」。それこそが、私がカメラを握り続ける最大の理由です。
最初はセンスなんてなくていい。高級な機材がなくてもいい。 「喜ばせたい」という純粋な気持ちと、泥臭くシャッターを切り続ける圧倒的な行動量があれば、不器用な人間でも誰かの心を動かす写真は撮れます。
「顔が見えない仕事」をしていた不器用な私が、一歩踏み出して見つけた小さな光。
もしあなたも「自分には何もない」「誰の役に立っているか分からない」と悩んでいるなら、ほんの少しの勇気を出して、誰かが喜ぶことを「量」をこなしてやってみてください。
そこにはきっと、あなたの価値を感じられる場所が待っています。


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